2018年03月14日
好きなことで生きていく
昨今小学生のなりたいもの上位に名前があがるようになった「youtuber」という仕事があります。
「好きなことで生きていく」
というノマド心をくすぐるフレーズで何人もの人生を変えているこの職種。
個人的にはこういったエンターテイメントを個人でも発信できるようになったというのは芸能界の一点集中だった偏りに風穴を開けたようで好ましく思っています。
しかし同時に注目を集めたいがあまりに度が過ぎた行為に走って警察のお世話になってしまうyoutuberもいるわけで、それはそれは困ったものだと思うのです。
今回取り上げるのはそんなニュース。
女子高生ユーチューバー 渋谷で「私のおっぱい触りたい放題」計3人を書類送検
非公式とはいえ会社の名前も出してやっているブログでこういうのホント困るんですよね。
私にも立場というものがあるので。
「女子高生」「渋谷」「おっぱい触りたい放題」
こういう取り上げざるをえないパワーワードほんとやめてほしい。
バニーガール姿で「フリーおっぱい♥」と書かれたテロップを持ってハチ公前に立つというその体を張った仕事っぷりには敬意を抱きますが、いかんせん法令遵守に対する認識が甘すぎたのはyoutuberという個人事業の落とし穴。
女子高生らは「閲覧数をかせいで広告収入を得たかった」などと話している。動画は投稿されなかった。
ということで今回は残念な結果に終わったのですが、きっとこれすらもネタにして閲覧数を上げていくのがyoutuberなのでしょう。
「好きなことで生きていく」
果たしてこれがほんとに彼女たちの「好きなこと」だったのかは定かでないですが、「好きなことで生きる」ことと「好きなように生きる」ことの境目は見失わないようにしてほしいものです。
2018年02月21日
パンク
先日同僚の気を引こうとしてブレーキホースを切断しておいた男が逮捕される、という事件がありました。
男は職場で機械整備などを担当しており、
「クルマがトラブルを起こせば、機械に詳しい自分を頼ってもらえると考えた」
と供述しているとのこと。
およそ好意を知られる流れの中でも最悪な伝わり方をした今回の事件。
よりにもよってブレーキホース、しかも4輪全てとのことで
好意を持っていた、っていうよりむしろ憎んでいたのではないか?
とまで勘ぐってしまいます。
先日私の車もトラブルを起こしました。
パンクしました。
釘ががっつりと刺さってました。
ひょっとしたらうちの会社で整備をしているDさんが私に好意を持って釘を刺したのではないか?
という想像で震えています。
2018年02月06日
スーパーマン
スーパーが消える ~ 買い物はもはやレジャーではなくなった という記事。
スーパー業界は、コンビニ業界や他業種との競合が激しくなり、資金力に劣る地方資本の中堅スーパーが経営継続できなくなってきている。
共働きの世帯が増え、ネットの通販でものを頼む世代が増えてきたといった時代背景を受け、歩いて行けるスーパーの経営が苦しくなっているというのだ。
こんな悲しいニュースはなかなかないと思うのです。
スーパーが楽しくて、毎日でも行きたくて、仕事帰りにスーパーによるほんの30分が癒しの時間だという私のような人も多いと思うのです。
スーパーミマツには頑張ってほしい。
いつまでたってもスーパーの特売はレジャーだと思うのです。
2018年02月01日
事故直前速度別事故発生状況
自分の中でかなり意外だった記事があったのでご紹介。
スピード=悪とは限らない!? 人身事故の89%は時速40キロ以下で発生
事故直前速度別事故発生状況という事故発生時に運転手が危険に気づく直前の速度を調査した結果、人身事故の実に61%は時速20㎞以下、89%は時速40㎞以下で起きているという話。
これだけなら
まぁ車庫入れとかでこつんと当たった事故が多いんだろな
とか思うのですが、同じ調査にある死亡率で見ても
実に時速20㎞以下の事故による死者が18%をも占めていることに驚きました。
40㎞以下も含めると、死亡事故の実に44%がいわゆる「低速」の車との接触により起きているというのです。
逆に100㎞オーバーでの死亡事故は全死者数のわずか2%。
だからスピード出していいということではないですが、ゆっくり運転でもそれだけで安全なわけではないと
わき見運転や不注意などの方がよほど危険なのだと思いました。
皆様どうぞ安全運転を。
2018年01月24日
介護度
介護認定「格下げで報奨金」で介護地獄 というニュース。
介護保険制度改革が待ったなし、ということはよく知られていますが、その対策のひとつとして介護度が改善された時にその自治体や支援側にインセンティブをつけるという方向性で今制度改革が進んでいます。
一見介護度が改善すれば、本人ももちろん介護者も楽になり、介護費用も安くなるわけですから制度の維持という側面からもありがたい、といいことづくめのようですが、果たしてそううまくいくのかどうか
そこには客観的に介護度を判定することの難しさもあって、インセンティブをつけることにより実際の介護の必要性が変わっていないのに「介護度だけが下げられてしまう」という危険をはらんでいます。
うちの父親もこのたび介護度(1ですが)認定を受けました。
まぁ自力で歩けているし、要支援どまりかな、と思っていたので要介護が取れただけでありがたいのですが、今後そういった認定や更新が厳しくなっていくことが予想されますね。
2000年に始まった介護保険制度も早18年。
制度としては非常によくできていると思います。
今後も社会保障として機能していくためにやむをえないとはいえ、あまり理不尽なことのないようにしてほしいですね。
2018年01月10日
パワードスーツ
介護用のパワードスーツが使いづらくて導入したもののほとんど使われていないケースが多い、との記事。
パワードスーツってわくわくしませんか?
しますよね!
でも一見いかにカッコよく便利そうに思えたところで結局は実際に現場での使用に耐えうるかどうかがすべてで、UI(ユーザーインターフェイス)と呼ばれる「使いやすさ」のない商品はダメなわけです。
最近エクセルで商品管理用のフォーマットを作っているのだけれど、作り手のエゴをもりもりに盛り込んだ結果、データが大きくなりすぎて重くなってしまったり、いざ使ってみると基本的な部分が欠けていたりと気配りの行き届いたものをつくるのは難しいなぁと思うのです。
結局シンプルイズベストで、必要最小限の機能をしっかりと網羅しているのがいいものなのかもしれません。
パワードスーツも結局は生身の筋肉のかっこよさには勝てないのかもしれませんね。
2017年12月14日
すっぴん
すっぴんバーなるものが渋谷でOPENした、というニュース。
すっぴんに癒される男性が多い、という点に目を付けたあたり、なかなかのアイデアだといえるでしょう。
そもそもなぜすっぴんに惹かれる男性がいるのか、というあたりを考えたいと思います。
すっぴんの逆はもちろん厚化粧、になるわけなのですが、「化ける」という字が入っていることからもわかるように化粧でガラリと変わってしまう人っています。
ファンデやグロスくらいならまだしもマスカラ、アイプチまでいくとそれこそ別人じゃないか!というレベルに変身することもありますからね。
男からするとこれはまぁ、(騙された)という感じが否めないわけなのです。
上手に化粧がされていれば「美」の基準からすれば当然にすっぴんよりも美しくなるわけなのですが、その「騙された感じ」が嫌なのでしょうね。
すっぴんならば最初から騙される心配がない、というわけです。
騙されたくないのですね。
騙され続けてきた人は特に。
2017年11月30日
どこか遠くへ
世界には痛ましい事件があふれていて日々心を痛めているのですが、またしても悲しい事件が起きてしまいました。
「新幹線に乗りたくなって」と品川から博多まで無賃乗車をした男がつかまったというニュース。
57歳、住所不定、無職というあたりもしんどいですが、切符がないことを車掌に問われた時に押し黙ってしまい何も言い訳ができなかった点、逮捕時の所持金が10円だった点、など、切なさに満ち溢れています。
どこか遠くへ行きたかったのでしょう。
後先を考えずに破滅的な衝動に身を任せてしまうその姿は心理学で言うタナトスにも通じるものですが、57歳、住所不定、無職、所持金10円、と、破滅を望んだというよりはもうとっくに破滅していて………、今回の事件はそののっぴきならない破滅っぷりに追い詰められた彼が起こした小さな叫びの現れであるかのように思うのです。
犯罪はもちろんいけないことなのですが、このおっさん
そんなに悪い人ではない気がします。
刑務所でもどこでもいいんで、あったかいごはんを食べられることを祈ります。
2017年10月19日
介護職の人手不足 その実態
介護職が足りていない、というニュース。
介護職の人材不足はかねてより言われていたのですが、ここまでとは
という危機感を覚えずにいられない記事。
相模原市を例に
人口は約73万人、高齢化率は約25%。在宅の要支援・要介護者は2万人弱います。
そこに医師は約1,700人、看護師は4,000人、そしてホームヘルパーは、というと850人しか居ないというのです。
もうダメかもわからんね。
2017年10月06日
助長
フジテレビのバイキングという番組に小林旭が出演してラスベガスの銃乱射事件について言った。
「赤ん坊をひねくってやるのと同じことで、無抵抗の人間だけを狙ってああいうことする人間っていうのは、バカかキチガイしかいないよ!」
その後榎並大二郎アナウンサーが深刻な表情で
「先ほどの議論の中で、精神障害の方に対する差別を助長する発言がございました」
と番組内で謝罪をしたわけなのだがちょっと待て。
その謝罪の仕方だと
「キチガイ」という言葉は精神障害の人に対して使われる差別用語だ
ということになってしまう。
慌てていたのか知らないけれど、謝罪になってないよ。つかむしろ謝罪の内容に対して謝罪しろ。
「蚤の市」というエントリーでも書いたのだけれど、言葉には、実態に近い言葉選びをすることで実態そのものがより周囲に正しく理解されやすくなるという側面はあると思う。
そういった意味からも、人への理解を拒む「キチガイ」なんて言葉は差別用語として消えていくべきだけれど、(言葉だけでなく人の気持ちを変えていかなくては意味がないな。そのためには過不足のない理解が必要だよなぁ)と、榎本アナの慌てぶりを見て思うのでした。