2017年03月09日

高齢者福祉



特養、4分の1で空床…「職員不足」など理由というニュース。


福祉って医療との連携もそうですが、福祉間の連携でもまだまだなところがあって障がい者福祉と高齢者福祉とでも全く接点がないままというケースも多いです。

厚労省としては障がいと高齢、二つの福祉を一体化させていく方針ですので職員としては介護についても学んでいく必要がありそうです。



さて、特養。特別養護老人ホームのことですが、家庭での介護が困難と認められる要介護1以上の高齢者が入所する施設。
だったのですが、平成27年から介護度3以上でないと利用ができなくなっています。

入所者にとっては24時間介護体制が整った生活の場であり、終の棲家となります。
所得に応じて支払に補足給付があるため人気が高いですね。
いわゆる老人ホームの公的バージョンといったところでしょうか。


よく聞く高齢者施設に「老健」というものもあります。
介護老人保健施設、略して老健。マヒやけがなど治療が必要でありながら比較的安定している高齢者を、3ヶ月ごとに見直しを行いながら、自宅での生活を可能にするためにリハビリテーションを行う施設です。
家に帰れる状態にすることを目的にしているところが、特養との大きな違いです。しかし実際には、退所先が見つからない、家族の理解が得られない、稼働率を維持したいなどの理由で、入所が長期化しています。

特養と比べて医療よりの入所施設ですね。こちらは以前から介護度3以上の人しか利用できなかったかと思います。


これに加えて訪問介護を主に行う訪問介護サービス事業者

ケアマネさんが介護の計画を立ててくれる居宅介護支援事業者

平成23年から認可され、今続々と増えているサービス付き高齢者住宅(サ高住) など、いろいろありますが、どれも名前と基本的な役割は押さえておきたいものですね。


そして少しずつでも地域のそういった施設とも連携を取って、必要なサービスを必要としている方に届けられるようにしていきたいものです。
  


Posted by こもれび屋  at 09:16Comments(0)福祉