2017年06月22日

注文をまちがえる料理店



注文をまちがえる料理店というプロジェクトがあります。

注文の多い料理店をイメージする名前を持つこのお店、ちょっと嫉妬するほどに楽しいプロジェクトなのでご紹介します。

ホールスタッフが全て認知症の方、という試みで、あらかじめまちがえるかもと言ってあれば、間違えたっていいんじゃないかなというコンセプト。

特に

ハンバーグが餃子になったって、別にいいんですよ。誰も困らない。おいしけりゃなんだっていいんです。それなのに「こうじゃなきゃいけない」という鋳型に認知症の方々をはめ込もうとすればするほど、どんどん介護の現場は窮屈になっていって、それこそ従来型の介護といわれる「拘束」と「閉じ込め」につながっていくのかもしれない。


とか

「間違えちゃったけど、ま、いっか」。認知症の人も、そうでない人もみんながそう言いあえるだけで、少しだけホッとした空気が流れ始める気がする……

とか社会における「寛容」の意味とその大切さをカタチとしてわかりやすく示していて、すばらしいと思います。


自分もこういった「やさしいせかい」を両手が届く範囲だけでも築いていきたいと思います。  


Posted by こもれび屋  at 19:28Comments(0)福祉ニュース