2018年01月16日
女性です
世界には痛ましい事件があふれていて日々心を痛めているのですが、またしても悲しい事件が起きてしまいました。
50歳の男性が女装をして女湯に入って御用になったという事件。
180cmの巨漢で筋骨隆々でありながら、警察に問いただされて「女性です。女性です」と言い続けたというこの男性。
そこまでして覗きたかったのか……
と、一見性欲にかられた犯行のように思えるのですが、、同じ事件をとりあげた東スポの記事を読んでみると、そんな単純な事件ではないのかもしれません。
せっかく?危険を冒してまで女湯に侵入したにもかかわらず、女性をあまり見ずに入浴。8年前に侵入を試みた際にも「男湯は汚い。女湯の方がやすらぐ」と言っていたそうで、これは記事にある通り、本当に「女性になりたかった」のだという可能性も捨てきれません。
個人的には「女性です。女性です」が刺さりました。
「女性です」と連呼しながらも、警官に「確認」を求められるとしゅんとして観念してしまう。
どこからどう見ても男にしか見えない容姿でありながら、避けようのない現実を突きつけられるまではひたすらに「女性です」と繰り返す。
それはその場を切り抜けるためのウソというよりは、まるで「そうありたい」と願う乙女の祈りのようだとも思えるのです。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取ったもので、性的少数者を指す言葉)もだいぶ認知されてきましたが、混浴にするわけにもいきませんからね。