2016年12月22日
うんち
こいぬのうんち というアニメがある。
僕は何のために生まれて来たのだろう。僕は誰の役にも立たないんだ・・・と嘆くこいぬのうんちくんがタンポポに出会い、その花を咲かせるための・・・・まぁ、なんだ。肥料になるっていううんちが主役のハートフルストーリー。
こういった、
誰にでもいいところはあるよね!みんな違ってみんないい♪
という金子みすず的ヒューマニズムってちょこちょこ目にする機会があって、別にその主張の内容そのものに異議があるわけじゃない。
けれどさー、その表現方法がきれいごとぽくて鼻につくのよね。
上記の「こいぬのうんち」にしたって、別に肥料になるためにはそのひり主が「子犬」である必要は全くないわけで、
40過ぎで髪が薄くなってきた小太りで油ギッシュなおっさんのうんちが
僕は何のために生まれて来たのだろう。僕は誰の役にも立たないんだ・・・
と悩み落ち込みつつも肥料になる道を見つける、といった主題をハートフルストーリーに仕立てあげてこそ本当の意味でのヒューマニズムだと思うのです。
仕立てあがるかはわからんけどな!