2017年01月25日
本末転倒
高齢者福祉施設を利用する女性のキャッシュカードを使い現金を無断で引き出したとして、福岡県警は16日、北九州市戸畑区観音寺町、施設運営会社「らいぶ」社長、高木友香理容疑者(56)を窃盗容疑で逮捕した。
逮捕容疑は昨年6月8~30日、戸畑区内の現金自動受払機(ATM)から、施設利用者のキャッシュカードで750万円を引き出したとしている。県警によると「経営難だった。金を引き出したのは間違いない」と容疑を認めている。県警は他に被害がないか調べる。
県警によると、被害者の女性は高木容疑者に少額の現金引き出しを依頼したことがある。ホームページによると、同社は北九州市一円で、訪問介護や通所介護などを展開している。【浅野翔太郎】
高齢者施設を経営する施設庁が経営難から利用者のばーちゃんのキャッシュカードに手をつけてしまった、というお話。
そもそもが経営難から手をつけたのかどうか怪しい気もするけれど、本末転倒ですね。
国や地方自治体の補助が足りない足りないと文句を言うつもりはないのだけれど、この業界理不尽さを感じることは多い。
お役所が特定の団体のみ優遇したりネ。
文科省の天下り問題がニュースとして連日取り上げられているけれど、実際お役所って優秀な人も多くて民間だけではできない公的な役割を担うために必要な存在でもあるのです。
ただ優秀だとしてもフェアであるとは限らない。
公的な存在だからこそ「公私混同」せずにいてほしいものです。
公的な存在が公私混同だなんて、それこそ本末転倒ですからね。