2017年03月24日
付加価値
世界には痛ましい事件があふれていて日々心を痛めているのですが、またしても悲しい事件が起きてしまいました。
「パンツをよこせ!」
と叫んで女性を襲った男が逮捕された事件。
……イヤ、わかっています。
性犯罪なんてあらゆる犯罪の中でもその対象が弱い者に向かいやすい卑劣で許されざる行為だと。
突然「パンツをよこせ!」と叫ぶ男に襲われるなんて、どれほど被害者は恐ろしかったことかと想像するとこの犯人に同情の余地はありません。
もちろん法の裁きを受けてもらうしかないのですが、それでも正直なところ
……なぜそこまで……
と思ってしまうのです。
「パンツなんて布じゃん」
というのは「お金なんて紙じゃん」というのと一緒でこの事件の本質を見誤らせるでしょう。
彼にとって「若い女性のパンツ」には思わず犯罪を犯してしまうほどの価値があったわけです。
お金がただの紙切れでなくお金としての価値を持っているのは社会の中で「これはお金だ」という共通認識があるからだと言えます。
言い換えればこれは彼が「パンツ」に必要以上に価値を感じてしまったために起きてしまった事件であって、そういう意味では彼もまた、社会の被害者だと言えるのかもしれません。
あたたかくなるとこういった卑劣な犯罪が増えることも統計的には確かです。
皆様男女問わず、お気を付けて。