神は細部に宿る

神は細部に宿る


なんて言葉がありますが、行き届いた仕事かどうかということは、細かい点にこそ現れるものです。



達人と呼ばれる人たちは、そういった細かい点をおろそかにせずに丁寧に仕事を仕上げていきます。

それは仮に容易くこなしているかのごとく見えてもなかなか凡人には到達できない、まさに神の宿った技なのです。




今日の美松のチラシにもそんな「技」が見て取れました。


一見するとただの野菜や果物の広告なのですが、よくよくみるとこの柑橘類の絵





凹んでいるのです！


左の凹んでいないグレープフルーツ（仮）をそのままコピー&ペーストしてしまえば簡単で、けっしてそれで間違いなわけでもできが悪いわけでもないのにあえて少し凹ませる。

そうすることによってとたんに描かれた絵がリアルさを持って見る者に訴えかけてくるわけです。

あぁ、そういえばグレープフルーツってよく凹んでいるよなぁ…

と。


時間の制約や予算の制約など、仕事にはさまざまな制約があります。

けれどもそんな許された中でも自分に妥協を許さずに仕事をしていくことはできるわけですし、そういった姿勢があるからこそこういったひと手間が加わった仕上がりになるのだと思います。



私もこういったひと手間を惜しまない、いい仕事をしていきたいなぁと思います。