自分を変えられない苦悩
うつについて東京医療学院大学の教授が書いたコラムが印象深かったのでご紹介。
特に
だから、うつとその患者について「遺(のこ)される者に済まないと思うなら、踏みとどまる望みもある。死ぬ覚悟を転じればいくらでも出直せるはずだ」などと書いた朝日新聞のコラム「天声人語」(2013年1月22日付)は、うつへの理解も情けもない暴論である。それが「天の声」のはずがない。悩む心や考え方を変えたいと一番願っているのは本人である。それができない苦悩を理解しなければ人を救うことはできない。
というあたり、「健康な側からの感覚」で共感どころか理解すらないままに言葉をふるっていないか
「天声人語」になってしまっていないかを常に振り返る必要がある。
自分を疑わずに思ったことをそのまま口にすることは楽なことだ。
でもそれは、理解からは遠い。
ましてや共感からなどほど遠い。
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