2018年02月23日

KY



赤い棒と同じ長さなのはA~Cのどれでしょう?


そうです。Aですね。



この質問、回答者がひとりのときにすると、Aを選ぶ人が100%なのですが、

5人で答えてほかの4人全員が「Bが同じ長さだ」と答えると、実に3人に1人は「B」と答えてしまうそうです。


同調圧力について調べたこの実験。

結構怖いと思うのですね。


「ものの長さ」という明らかな正解がある問いに対してでも3割が自分の判断を信じられずに他人に引きずられる。

ましてや仕事上ともなると「声の大きさ」「役職」などに引きずられて、現場からみれば明らかに「正解!」な答えでも、簡単に曲がってしまうことってあると思うのです。



空気を読む、というスキル。

それは間違ったことを「正しい」と信じてしまうことではないはずです。


企業人としては時に「空気を読む」ことだって必要かもしれませんし、組織として決められたことはそれがたとえ「正解」でなくとも尽力をすることが大切だとも思いますが、その行為の正誤については見誤らないように


そしてその正しさを軋轢なく浸透させられるように、結果組織が少しでも「正解」に近い方角へ向かっていけるようにしたいものです。
  


Posted by こもれび屋  at 08:50Comments(0)井戸端会議